のれんの製作を楽しむ

単純なようで奥が深いのれんは製作のポイントを抑えることが大事です

火災事故を防ぐために必要な加工

多くの繊維製品は燃えやすいため、火がつくと勢い良く燃え広がって
大きな火災を引き起こしてしまいます。

店舗などで使用されるのれんも燃えやすい繊維なので、
素材を改良した製品が誕生したり、燃えにくくするための
加工を施す会社が生まれています。

例えば、綿100%の生地に火をつけるとすぐに燃え広がりますが、
燃えにくい加工をした物に点火しても、火がつかず焦げるだけで済みます。

また、ポリエステル100%の生地に火をつけると溶けながら
燃え広がりますが、加工済みの物なら火がつかずに溶けるだけで
燃える事はありません。

防炎加工を施す

近年では、お年寄りのいる家庭での火災事故が多発しています。
もし、お店と住居が兼用となっていて、そこにお年寄りが住んでいる場合は
燃えにくい加工のなされたのれんを設置する事が必須となるでしょう。

また、学校や病院、老人ホーム・デイケアセンターなどの施設でも
火がつきにくい加工は欠かせないでしょう。

冬季ではストーブ等の暖房器具が窓側に置かれる場合が多いため、
このような加工が施されている事がさらに重要となります。

なお、手持ちののれんに加工を施したい場合には、
消防庁が認定している加工会社に依頼する事をおすすめします。

日本防炎協会が交付している防炎ラベル

消防庁の法令では、燃焼を防ぐ加工がなされた物品の使用が
義務付けられています。地上から31メートル以上の高層建築物や
映画館・劇場、旅館やホテルなどの宿泊施設が対象です。

また、老人福祉施設や介護老人保険施設、映画やテレビ番組を
撮影するスタジオなども含まれます。

これらの中には、不特定多数の人が出入りする飲食店や
公衆浴場なども対象となっているため、そこに設置されるのれんも
燃えにくい素材である事が求められます。

また、日本防炎協会は基準を満たした物を「防炎物品」と
認定し、これを証明するための「防炎ラベル」を交付しています。

手持ちののれんに燃えにくい加工を施したい場合には、
消防庁登録の処理会社に加工を依頼すると良いでしょう。

このラベルを交付出来る会社は、消防庁長官によって
「登録表示者」として登録されているため、安心です。

安心

のれんの加工が完了した後に、ラベルを付けてもらえます。
なお、持ち込んだ生地の成分などを示す表示がない場合は
顕微鏡で拡大したり、薬品などの化学反応式(繊維鑑別法)で
生地を判別してもらえる会社を選びましょう。

これらの会社なら、生地に応じた加工を施してくれます。
その際に、共布があれば用意しておくと良いでしょう。

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